テクノロジーの進化で、世の中はめまぐるしい変化を遂げている中、車社会でも大きな転換期を迎えようとしております。ガソリンが無くても電気の力で走る電気自動車。ハンドルやアクセル操作無しで、運転してくれる自動運転車------。 かつては映画や漫画で未来の乗り物だと紹介されていた電気自動車や自動運転車の普及が近付いてます。ここでは、最先端を走る各メーカーの動向をご紹介していきます。
自動運転車、電気自動車...。GoogleやAppleも参入する車の未来とは?
最先端技術を搭載!テスラ・モーターズの現在
電気自動車の先駆けであり、現在も先行しているメーカーであるテスラ・モーターズですが、まだまだ車の製造コストが高く、インフラ整備も進んでいないことから赤字が続いています。しかし、生産台数は徐々に伸びていることが、明るいニュースと言え、世界から以下に注目されているかがわかります。現在は生産コストを下げるためにバッテリー工場の建設をするだけでなく、ガソリンスタンドなどに急速充電の施設を作るためのプロジェクトが動き出しています。
また、カリスマ的存在で「第二のスティーブ・ジョブズ」とまで評されたCEOイーロン・マスクは2016年の年初に、ロサンゼルスからニューヨークまでの完全自動運転は2年以内に実現できると言及しています。テスラの自動車「モデルS」はソフトウェア更新によって、ハンドルを握らなくても自動で車庫に駐車可能となっており、実際に問題が起きないかも含めて注目されています。
Autopilot - Summonアイフォンの次はアップルカー?
アップルが自動車産業に参入するとリーク情報が流れた時の衝撃はすさまじいものでしたが、その全容は見えておらず、未だ不透明なままです。現在は車とiPhoneを完全に連動させるApple CarPlayが存在する程度で、例えば車自体を自社で製造するのか、あるいは他のメーカーに依頼するかもわかっていないのです。
確かなのは、自動運転技術を採用することと、電気自動車になる事です。様々なデバイスを通してユニークな体験を提供してきたアップルだからこそ、どんな物が出るのかと言う世界の期待感と、視線が集中しているのが現状です。
自動車分野のエキスパートを採用するなど準備が進んでいるようですが、まだまだ謎が多く情報が錯綜しているため、これから何が起こるのかもわからないのです。
自動運転の実験が始まっているグーグルカー
グーグルカーは実際に運転実験が始まっており、課題の洗い出しが進んでいます。公道の走行実験も行われており、その中には事故にあったケースも含まれています。しかし、そのほとんどはグーグルカー自体に問題は無く、周囲のドライバーの不注意によるものです。また、グーグルカーが法定速度を守って安全に運転されているからこそ、事故に巻き込まれているのではないかという指摘もあります。
公道を法定よりも遅い速度で走っていたために警官に止められるハプニングがあったなど、笑い話のような例も起きています。また、自動運転を認めるかはアメリカの州によっても温度差があり、ドライバーの乗っていない車の走行に制限をつける法案がカリフォルニア州議会に提出される事態にもなっています。
グーグルカーは社会の変化も巻き込みながら先行しているのです。
Ready for the Road日産の電気自動車
日産の電気自動車は性能の向上のための改良がおこなわれています。認知度が低い物の急速充電を含めた充電スポットは増え続けており、コンビニや道の駅で充電できるところも出てきています。充電スポットの情報は公開されているほか、月額料金で会費を支払う事で、都度払い無しで外部施設で充電可能な仕組みなども導入されています。
充電スポットの拡大と、システム自体の周知、そして、電気自動車自体の普及が大きな課題と言えます。一方で、太陽光で電気自動車を使用し、夜間は電気自動車から給電を行う等、様々な電力の使い方も生まれています。電気自動車を蓄電池として使えば、家庭の電気台を大幅に節約できると言う試算もあり、どのように使うかも重要になっています。
クルマのミライ(まとめ)
クルマのミライは自動運転化と電気自動車化が進むと予測されています。自動運転はすでに実用化されつつありますが、法律や制度が大きな障害となっている部分もあります。
しかし、公共のバスなどが自動運転化され、安全に運用されるだけでも地方に住む人の利便性は大幅に向上するとみられています。最終的に自動運転車が渋滞の緩和などに沽券する可能性もあります。
電気自動車の普及に関しては、まだ時間がかかるとみられています。これは充電設備の充実や、車の製造コストの引き下げが進まない限り難しい部分です。国を挙げて充電施設を増やす等、官民を問わない動きが重要と言え、どれだけ電気自動車を魅力的に見せるかも大切なポイントです。
日本でも自動運転のための技術開発は行われており、安全で環境に優しいくるまが日本では知る日も来る可能性があるのです。