那覇市から国道58号線北上していくと、車で20分程度で浦添市に到着します。沖縄と言えば那覇市や沖縄市が有名ですが、県内でも第4位の規模を誇る浦添市には、見所が数多くあります。
異国情緒溢れる浦添市、観光・ドライブスポットとしても魅力が満載
沖縄の伝統文化とモダンな雰囲気をどちらも楽しめる街、浦添市!
琉球王国の発祥としても知られている浦添市では、沖縄の伝統文化や歴史について知ることができるスポットが数多く存在します。
また、2004年に建てられた国立劇場で、伝統的な芸能・芸術分野を楽しむことも可能です。
そしてそれ以上に、近年では若い女性を中心に浦添市への観光客が急増している事実もあります。
その理由として、沖縄の外国人が居住するエリアが非常にモダンでオシャレになっており、ファストフードを中心とした海外の文化と触れ合うことができるからです。「海外の文化に触れてみたいけれど、海外に行くのはちょっと......」という方でも、敷居の低い国内旅行なので、手軽に異国の情緒を堪能できることが人気の秘密です。
モダンとトラディショナルがどちらも楽しめる街として、浦添市は沖縄でも屈指のおすすめ観光スポットです。
「国立劇場おきなわ」などで琉球の歴史を体感する!
浦添市は、琉球王朝が勃興した歴史的なスポットです。そもそも「浦添」とは、「津々浦々を襲う」という言葉が転じて付けられた名前です。
実際、浦添市の中心に位置する浦添城跡は琉球王国の首都として繁栄を極めていました。
また、浦添城から車で15分圏内に浦添貝塚、浦添御殿の墓など、琉球の歴史に密接に関わった史跡が数多く点在しています。「浦添ようどれ館」では発掘の出土品なども展示されており、琉球王朝の歴史について深く窺い知ることができます。
沖縄の芸能・芸術分野について興味がある場合は、浦添市の中心から西に向かい、車で数十分の場所に位置する「国立劇場おきなわ」がおすすめです。
まずは建築としての価値が非常に高いスポットであり、琉球王朝の家屋をイメージして建造された施設は、それだけで見応え抜群です。
また、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「組踊」の公演も必見です。独自の風土によって育てられた琉球固有の芸能は、浦添市に訪れた際には必ず立ち寄って欲しいスポットです。
国立劇場おきなわ://www.nt-okinawa.or.jp/
住所:沖縄県浦添市勢理客4-14-1
アクセス:那覇空港から車で約17分
駐車場:無料駐車場有り(209台)
TEL:098-871-3311
日本の中にある異国、「外人住宅・港川」を堪能する!
浦添市の北部、港川エリア。中心地から車で30分ほどの距離にある同エリアには、「港川ステイツサイドタウン」と呼ばれる外人住宅が存在します。
外人住宅は、沖縄米軍基地に勤務する人たちのために建造された専用の住居であり、海外の様式で造られた建築物はそれだけで見る価値があります。
基本的には築年数が40年強の住居がほとんどですが、古臭さは一切感じさせず、異国の建築様式が却って新鮮さを醸し出しています。いつか海外の映画で見たような街並を前にすれば、興奮は必至です。シンプルでスケールの大きい建築様式は日本の家屋とは正反対であり、海外の空気感をしっかりと味わうことができます。
また、港川エリアにはレストラン、カフェ、雑貨店が数多く軒を連ねています。アメリカの州名を引用した幾つかのストリートに分かれており、有名な焼き菓子店や食パン専門店などの人気スポットも多く、一日中遊んでいられるロケーションです。
お土産を買うのにも最適なエリアなので、浦添市に来訪の際は一度は足を運んでみるべきスポットです。
よりディープな異国情緒を「ブルーシール」で味わう!
浦添市には米軍基地があり、実際に外国人の方々が多く暮らしています。外国人観光客が訪れるロケーションは国内に数多くあれども、実際に生活を行い、海外の文化が根付いている場所はそう多くはありません。「ブルーシール」は、アメリカ本場の空気を本格的に味わえる数少ないスポットです。
ブルーシールとは、アメリカ発祥のアイスクリームを取り扱う商店です。もともとは基地内でのみ販売していましたが、1963年に基地外で販売が開始され、それ以後は浦添市の地元民にも愛され続けています。60年代アメリカの雰囲気を再現しているため、新しさと懐かしさを同時に楽しめる素敵なスポットとなっています。
ブルーシール 牧港本店://www.blueseal.co.jp/
住所:沖縄県浦添市牧港5-5-6
アクセス:那覇空港から車で約35分
駐車場:無料駐車場有り
TEL:098-877-8258
また、ブルーシール近辺には他にも異国情緒溢れる商店が多くあります。日本初のファストフード店である「A&W」や、アメリカ様式のスーパーマーケットなど、海外文化を堪能する場所には事欠きません。港川の外人住宅からほど近い場所に位置するので、ドライブしながら続けて訪れれば、プチ海外旅行の気分を味わうことができます。
A&W 牧港店://www.awok.co.jp/
住所:沖縄県浦添市牧港4-9-1
アクセス:那覇空港から車で約35分
駐車場:無料駐車場有り
TEL:098-876-6081
浦添市と「ヤクルトスワローズ」の密接な関係をチェック!
日本のプロ野球チーム「ヤクルトスワローズ」と言えば、本拠地を東京に置いており「浦添市と何の関係が?」と思う方も多いと思います。
しかし、ヤクルトスワローズは毎年、浦添市にて春季キャンプを行うという慣例があり、非常に密接に関わり合う関係なのです。
ヤクルトスワローズはリーグ戦を終えると、毎年1月末から2月頭に沖縄キャンプ入りを果たし、2月の末までの1か月間を浦添市で過ごします。
キャンプスタジアムは浦添の中心地にある「浦添市民球場」で行われ、時には野球教室なども開催されるほど地元民との交流も深いです。
また、リーグ優勝後の2016年などでは、那覇空港にて「東京ヤクルトスワローズ浦添協力会」の会長からの挨拶などが行われ、騒然とした盛り上がりを見せました。
さらにマスコットの「つば九郎」が浦添市の魅力を伝える周遊企画も開始され、浦添市の穴場であるロケーションを満喫することができます。
その他、2月のオープン戦チケットを獲得するチャンスなどもあり、今後も浦添市とヤクルトスワローズの共同企画はさらなる盛り上がりを見せる兆しがあります。