ホンダというメーカーは、よい意味で期待を裏切らず、よい意味で期待を裏切る自動車メーカーです。ここでは、あえて『本田技研』と言うべきでしょうか。CR-Zは、その本田技研の真骨頂のような車。
CR-XのDNAを受け継ぐCR-Zにホンダの神髄を見る!
試乗
2015.12.06
プリウスと比較されがちなCR-Z
ハイブリッドであることから、常にトヨタのプリウスと比較対象されがちですが、CR-Zという車は、プリウスの対局にある車でもなく、ライバルでもありません。少なくとも、ホンダの開発者はそう言いたかったのではないか?と想像します。
一世を風靡したCR-XのDNAを受け継ぐ
CR-Zを語る上で、忘れてはならない車があります。かつて「ライトウェイトスポーツ」として大人気を博した名車CR-X。その車です。
CR-Zというその名からも分かる通り、CR-Zは、CR-Xからの純血統的進化形であり、本田ボーイズレーサーのハイブリッド化なのです。
CR-Xは、免許取り立ての若者や、あるいは女の子にでも軽々と扱え、キビキビ走り、キビキビ曲がって、文字通りボーイズたちにモータースポーツの「楽しさ」を教えました。