「ヴェゼル」はホンダが2013年に発売したクロスオーバーSUVです。ヴェゼルは、3代目フィットのプラットフォームをベースに開発されており、同じエンジンが搭載されています。ミニバンに匹敵する高い実用性を備えつつ、軽快な走りと低燃費を両立しています。
ホンダのクロスオーバーSUV、ヴェゼルが老若男女に人気の理由
どちらも魅力的なガソリン・ハイブリッド車
排気量は1.5リッターガソリンエンジンと、1.5リッターにモーターが付いたハイブリッドモデルが設定されています。
ハイブリッドモデルは国産車では珍しいデュアルクラッチ式トランスミッションを搭載しています。駆動方式は前輪駆動と4WDモデルが設定されています。
1.5L直噴エンジンにモーターを組み合わせたパワーユニットのフィーリングは、ヴェゼルより排気量が大きいモデルと比較しても遜色がないほど高い動力性能を発揮しています。街なか、高速道路ともにスムースな走りを味わせています。
クーペライクなスタイル
ヴェゼルの特徴はいろいろとありますが、まずエクステリアデザインです。クロスオーバー型SUVながらクーペの様なスタイリシュなデザインで、全高は1.6m強と低めに設定されていて、セダン感覚で乗れるというメリットがあります。
外観はスタイリッシュですが、後席はしっかりと確保されており、さらにセンタータンクレイアウトによって荷室も十分な広さが確保されています。また燃費が良いことも特徴です。ガソリンモデルでリッターあたり20㎞を超えて、ハイブリッドだと27㎞走りますので、ライバル車に比べても優秀です。
日常的にクルマを使用する人にとっては大きな魅力で、ファミリーカーとしてもうってつけのモデルといえるのではないでしょうか。
洗練された空間
ヴェゼルのもう一つの特徴として、インテリアの質感が高いことが挙げられます。手に触れる多くの部分にはソフトパッドが採用されており、ドアの内貼りやシートの革も高級感を演出しています。
そしてボディカラーのバリエーションも豊富で、老若男女を問わずさまざまな用途に使える柔軟性が魅力となっております。
ヴェゼルの価格設定とライバル車
そんなヴェゼルですが、価格は若干高めに設定されています。ガソリンモデルの最も安いモデルで、200万円弱、ハイブリッドで230万円弱、もっとも高価なハイブリッドだと280万円くらいになります。また特別使用車も最近では設定されており、装備は充実してお得に購入することもできます。
ヴェゼルのライバルはマツダ・CX-3やニッサン・ジューク、MINIクラブマンなどがあり、意外とたくさんありますが、どの車も個性が際立っています。
その中でもヴェゼルはスタイリッシュなデザインと上質なインテリアが特徴で、車の走りよりもデザインを重視する人におススメの車です。国産車ならCX-3が価格帯もほぼ同じなので実質的なライバルになります。
使い勝手のよさが魅力
高い走行性能を実現しながら、クラストップレベルの低燃費を達成しているホンダ・ヴェゼル。特に若い独身の男性や、50代の子供が独立した夫婦などにおススメの車です。デザイン性の高い造形としながらも、操作性や視認性に優れたつくりがなされています。
比較的コンパクトなボディですので、車の運転が苦手な人でも楽々運転できますし、2泊3日くらいの小旅行ドライブでも、荷物がしっかり詰めます。高い実用性を備えている点もヴェゼルの美点といえるのではないでしょうか。