マツダ新型クロスオーバー越(KOERU)はディティールにこだわったデザイン

マツダはドイツのフランクフルトにて開催された66回目を数えるフランクフルト国際モーターショーにおきまして、次世代型クロスオーバーモデルと称した「越 KOERU」を9月15日に発表しております。このネーミングが意味するところとしましては、従来型のクロスオーバーカーにおける概念を超越しようとする意気込みを表現しています。

Mazda_UKさん(@mazda_uk)が投稿した写真 -

マツダ社のチーフデザイナーからは、従来のカーデザインをさらに昇華させて未来へ向けての挑戦を試みた作品となっている点が報告されています。またカーデザインのディティールまでこだわりを持って造形しており、特に従来のタイプよりも品格を意識した造りとなっている点に着目してほしいとされております。

マツダイズムを継承

以前からマツダのカーデザインには「魂動(こどう)-Soul of Motion」がテーマとなっていたのですが、このテーマから完全に外れるということではなく、このテーマをベースにしてさらに進化および超越をキーコンセプトとしたモデルと位置付けています。

そこで従来モデルと差別化が図られている部分についてなのですが、具体例としましてはフェンダーラインの造形に表れているとされています。この部分に関して従来のようにヘッドライトに向かう平面的な造形を避けて、立体的なデザインを追求しております。

これはなるべく従来型デザインのリピートを良しとしないポリシーが貫かれているということになり、新しい挑戦がそこに表現されているということになるのです。

マツダが大切にしていること

また、カーデザイン全体を通して最重要視されているのが感動を表すエモーションであり、見る人や乗る人にエモーションを感じさせるデザインが意識されています。そこに生命の躍動感や品格も併せて表現する必要がありましたので、カーデザイナーチームは大変な努力と工夫を重ねた結晶がこのクルマということになります。

ディティールのデザインに気を取られてしまい、全体のスタイルが崩れてしまっていては意味がありません。あくまで全体のプロポーションをいかに美しく見せるのかも大変重要であり、その制約がある中でディティールのこだわりを上手に連携させて全体を作り上げる作業が施されております。

そしてこの車は世界的な市場を狙うものであり、ユーザーとして想定しているのはトレンドを追求する傾向にあるとされる比較的年齢の若い富裕層であります。もちろん絶対的な人数としては限定的であるのかもしれないのですが、マツダのカーデザインコンセプトに共鳴するユーザーへの訴求力は十分であると考えられるでしょう。

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