量産車のなかで世界最速の称号は、日産GT-R NISMOにあり。

GT-Rは、あのスカイラインGT-Rの後継車種にあたります。スカイラインGT-Rは、スカイラインの中で競技用に最強のボディ形式を使い、専用の特別なエンジンと専用の駆動系とサスペンションとブレーキなどを備えた高機能型スカイラインでありました。

ところが、GTRになってからは伝統のトランクを分離した2ドアクーペデザイン、「スカイラインGTの象徴」である丸型4灯テールランプはきちんと踏襲するものの、帆かは全くの別の車になりました。

開発の基本は「誰でも、どこでも、いつでも」スーパーカーの魅力を味わうことができるということでありました。確かにGT-Rは従来のスカイラインモデルとは比較にならないほど高い速度でサーキットやアウトバーンなどを走行できる動力性能を持っています。

しかしながら、普通の車が備えている街乗りの利便性をきちんと備えているのです。一度乗られたら大抵の人が驚かれます。あらゆる路面における操安性、静粛性、乗降性、広いランク、常設後部座席をはじめとして全く新しいジャンルの「新次元マルチパフォーマンス・スーパーカー」というのが日産の売りでした。

世界中が度肝を抜いた東京モーターショー

2007年10月24日に開催された第40回東京モーターショーで正式発表がありました。世界中がスペックを聞いて驚きました。日本では同年12月6日から発売されました。

そのスペックの代表的なものでは、エンジン型式がVR38DETT、最高出力が480ps(441kW)/----rpm 、最大トルクが60.0kg・m(652N・m)/----rpm 、V型6気筒DOHCツインターボで総排気量が3799ccという数字的なこと、そして1000万円超で、ホルシェ、フェラーリ等のス-パ-カ-と並んで走れる、あるいはねじ伏せてしまうという凄まじい実力を見せつけてくれました。

NISMOさん(@nismo)が投稿した写真 -

そしてあのNISMOとのコラボで凄まじい車が生まれてきたのでした。それは2013年2月の事でした。日産が「日産とニスモが生み出すパフォーマンスモデルの頂点」に定義して、レース活動での知名度アップをコンセプトにしたモデルでした。

発表時点で世界の「量産市販車」のうち、ニュルブルクリンク北コースの最速タイムで走り切り、世界自由にその名前をとどろかせました。その秘密は、レ-スのノウハウの惜しみない市販車?への投入でありました。元々凄いと言われていてVR38DETTエンジンに、レース専用車両「GT-R NISMO GT3」に搭載されている「GT3タービン」を乗っけたのでした。

そうなると、最高出力を600ps、最大トルクを66.5kgmにグンと向上してしまいました。2013年9月30日にレーシングドライバーミハエル・クルムがNISMOモデルを駆使して7分08秒679で北コースを周回し、量産市販車としての世界最速の記録を更新したのでした。

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