イグニスは、2016年にスズキから発売が開始されたコンパクトカーです。コンパクトSUVというカテゴリーに分類され、乗用車の快適な乗り心地を備えつつ、オフロードの走行性能も向上させています。
スズキの新型イグニスが全車ハイブリッドで登場
新型イグニスの特徴
イグニスは、車格的には同社が販売する3ナンバーサイズのエスクードと、軽規格のハスラーの間に位置するモデルとなっています。
エスクードと比べると、ボディサイズのコンパクトさからくる取り回しのしやすさや、800~900kg台の軽量な車重によって、キビキビとした走行が期待できます。
また、ハスラーとの比較では、ゆとりのある室内空間や、ラゲッジスペースなどが魅力です。
新型イグニスの特徴としては、全車がハイブリッド仕様となっていることも挙げられます。リチウムイオンバッテリーとモーター機能が付いた発電機を搭載しており、減速時にはバッテリーを充電し、発進・加速時にはモーターでエンジンをアシストします。
これにより新型イグニスは、2WD車で28.8km/L、フルタイムの4WD車でも、25.4km/Lの低燃費を達成しています。
街乗りから荒れた路面までオールマイティに使え、高い燃費性能も備えていることが、スズキ新型イグニスの特徴です。
新型イグニスの性能
ここからは新型イグニスの性能について見ていきたいと思います。
走行性能では、1.2Lの直列4気筒DOHCエンジンと、ハイブリッドのモーターアシストによって、力強い走りを実現しています。
また、大径タイヤの採用や、ゆとりのある最低地上高などにより、オフロードの走破性能も高められています。
4WD車においては、急こう配の下り坂で一定の速度を自動的に維持するヒルディセントコントロールや、雪道などのスリップしやすい道で発進を助けるグリップコントロールも搭載しています。
安全性能では、ESPやABS、SRSエアバッグといった基本性能に加えて、メーカーオプションでデュアルカメラブレーキサポートを選択することが可能です。
ルームミラーの奥に取り付けられた2つのカメラで、車や歩行者を認識し、衝突の危険があると判断された場合には、警告や自動ブレーキが作動します。
また、衝突に対する警告や自動ブレーキ以外にも、誤発進を抑制する機能や、車線の逸脱を警報する機能などがメーカーオプションによって追加可能です。
スズキの新型イグニスは、さまざまな路面に対応する走行性能に加えて、先進のカメラシステムなどによって、高い安全性能も実現した車となっています。