4代目となるランドクルーザープラドは優れた走破性に質感の高さをプラスして、オンとオフの性能をハイレベルで両立。大型SUVであるという特長から、走りに軽快感こそないものの、直進やカーブでの安定性、総舵に対する正確性は高い水準にあります。
先進のディーゼルと4WDが搭載された4代目ランドクルーザープラド
トヨタランドクルーザープラドにおいては、悪路での走破性能を向上させる目的で先進の4WDが装備されています。
ちなみにその4WDはフルタイム方式となっており、搭載されているコンピューターにより、前後のトルク配分を路面状況にフィットするように配分されております。
具体的には、通常の走行時におけるトルク配分が前輪4割後輪6割なのに対して、コーナーを曲がる際には後輪にトルク配分を増加させる制御を行っています。
さらに、路面状況が悪い環境下で万一タイヤがスリップした際には、最適なトルク配分を瞬時に行うことで車体の正常な走行をアシストします。
このようなコンピューター制御システムは悪路での走行性能を格段に向上させているのみならず、事故回避に対しても大きな役目を担っています。さらに、ホイールコントロールに関しては、4輪独立で制御している点も注目されております。
このコントロールシステムによって、悪路におけるスタック状態を回避することができるとされており、万一スタック状態に陥ってしまったとしても容易に脱出が可能とされています。
これはアクセルワークのミスにより、ホイールスピンしてしまったり、逆にホイールロックしてしまうことなどをコントロールすることで悪路走破性能を向上させている機能になります。
先進のクリーンディーゼルを搭載
トヨタランドクルーザープラドには先進のクリーンディーゼルが搭載されており、優れた燃費性能と走行性能を実現させております。
このクリーンディーゼルに関してなのですが、クリーンと銘打っている理由としましては尿素SCRシステムおよび排出ガス浄化装置を採用しているからとされています。
ちなみに尿素SCRシステムとは、排出ガスに含有されている有害な窒素酸化物を尿素水溶液と還元反応させることにより、無害な窒素および水へと化学変化させるものです。
この画期的な尿素SCR触媒はディーゼルエンジンにおける窒素酸化物の排出量を大幅に削減させるものとして、各方面から大変注目されています。
さらに、搭載されている排出ガス浄化装置に関してなのですが、こちらは排気ガスの中に含まれている粒子状の物質を吸着する機能を有した触媒を、排気ガスの通り道に備えることによって、有害な粒子状物質の除去を行います。
また、この排出ガス浄化装置が優れている点としては、吸着除去した粒子状物質が一定量になりますとセンサーで感知することにより、オートマチックに燃焼させてクリーンな状態をキープできるように設計されています。
大型SUVであるため、釣りやサーフィン、キャンプ、旅行など、どんな趣味にも快適に合わせてくれる、実用性の高い魅力の一台です。