トヨタが発売した「MIRAI」は、世界で最初の燃料電池自動車の量産タイプ、セダンで、2014年11月に発売されました。燃料電池自動車とは、水素を空気中の酸素と化学反応させて発電した電力を使って走るクルマで、近未来的なクルマとして注目されています。
トヨタの先進的な燃料電池車、MIRAIの魅力に迫る!
では、トヨタのMIRAIに関して、実際に車がどのようなものなっているのでしょうか?トヨタのMIRAIは、どのような性能になっているかについてご紹介しましょう。
脅威の燃費
トヨタのMIRAIは、特に配慮を環境にしている自動車であるため、燃費などについてはチェックが必要でしょう。JC08モードの燃費は130km/kgになっています。
参考値である充填走行距離としては、約3分間5kgの充填時間で約650kmになっています。なお、実際のトヨタのMIRAIの燃費としては、114.3km/kgになっています。
試乗したレポートによれば、上り坂の場合には、10%ほど燃費が低下するようです。そのため、水素ステーション数が多くないうちは、充填を早めに行うことが必要でしょう。
MIRAIの走行性能
また、MIRAIの走行性能については、モータードライブ、空力性能、低重心化、最適な重量のレイアウト、緻密な剛性の高いボディの設計を融合することによって、加速のスムースさ、安定したワインディングロードでの走りなどを達成しています。使用しているモーターは、335Nmの最大トルク、113kWの最高出力を発揮します。
さらに、安全性能については、レーンディパーチャーアラートという未然に車線を逸脱することによる事故を防止するものや、プリクラッシュセーフティシステムという被害を衝突した場合に軽くしたり、衝突を避けたりすることを支援するもの等の進んだ安全装備を装備しています。
MIRAIに実際に試乗してみた人は、発進する際は力強い加速で、スポーツカーの3リットルを超えるような加速である、という感じがしたそうです。性能面においても評価が高く、未来的な装備や機能に慣れてしまえば、一般的なクルマと変わらず乗れるといえるでしょう。
MIRAIの功績
トヨタのMIRAIは、2015年の年間販売目標を700台に設定しています。この販売台数の内訳としては、400台を国内において販売し、200台をアメリカで販売する計画になっています。また、市販の第1号車を、2015年1月15日に首相官邸に納めています。
第24回地球環境大賞受賞を2015年4月9日に受賞しており、最優秀賞受賞を第25回日経地球環境技術賞において2015年10月15日に受賞しているなど、輝かしい功績を多くあげています。
有名な映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で30年後の未来であると言われた2015年10月21日に、アメリカではMIRAIの販売が開始されました。