2015年の東京モーターショーに出品されて話題となったトヨタの新型コンパクトスポーツカーの「S-FR」は、個性的なフォルムがまず魅力的です。
コンパクトスポーツカーに新風を巻き起こすトヨタ「S-FR」
フォルムが個性的な「S-FR」
最近はスポーツカーが再度見直されて、走りをイメージした車がたくさん発表されていますが、この「S-FR」は他の車とそのフォルムから一線をかくしています。
フロントマスクは、大きな楕円形の吸気口を有していて、ヘッドライトも丸みを帯び、スポーツカー独特の形状を排しています。誰にも親しみやすい、街乗りも意識されたフォルムに仕上がっています。
フロントノーズが長く後部が短いポルシェのようなフォルムで、側面から見ればやはりスポーツカーという形状です。
また、コンパクトスポーツといえば2シーターの車が多い中、「S-FR」は4シーターなのも特徴です。後部座席は広いとは言えませんが、2シーターの利便性の悪さを少しでも解消してくれるといえます。
この車両はすでに発売されている「86」を開発した部門が手掛けているのでその走りはお墨付きといえます。
車重が1000kg程度とボディが軽いので、車の取り回しが良いのは間違いなく、ワインディングなどでもコンパクトなボディサイズから軽快に走行する事が可能といえます。
走りをイメージした車内のインテリアが魅力の「S-FR」
「S-RF」の魅力の一つに車内の洗練されたインテリア類があります。スピードメーター付近はコンパクトにまとめられていて、運転の際の視界を広くとることが出来るように工夫されております。また、メーター類はデジタルでとてもカッコよいデザインに仕上がっています。
スピードメーターとタコメーターを瞬時に両方見ることが出来るように工夫されているのもとても良いといえます。
ホールド感抜群のバケットシートも黄色を配色したスポーティーなデザインです。コックピット内は全体的に余分な物を排しているといえ、スポーツカーとして走りに徹しているという印象です。サイドブレーキが引きやすくなっているところなどもFRのこの車ならではの配慮といえます。
6速ミッションを採用して、FRレイアウトという走りが大好きな人にはとても魅力的でFF全盛の時代に時代に逆行する形とも言えますが、純粋に走りを楽しむ事が出来る数少ない車としての魅力を持っているとも言えます。
ボディサイズがとてもコンパクトですから、走る車に乗りたいけれども、運転に自身が無いといった人にも、まず入門カーとしてもお勧めできる取り回しも良い車といえます。外観と内装も魅力的で、走りと見た目を両立した車といえます。